今回は堅苦しい作文ですねぇ

 

 その日は僕ら男子バスケ部3年の最後で最大の公式戦だった。

この大会は大阪府の全中学のトーナメント戦で、試合があるならば北から南まで行く。

僕らはその第1回戦を勝ち抜き、次の第2・3回戦だった。僕らは全員泣いていた。

男子バスケ部3年。ただ1人を除いて。その人はその場にはいなかった。


 彼は第1回戦ではかなり活躍した、僕らのエースだった。

そんな彼が、いきなり病気で2週間は外出禁止になるなんて。

その知らせを聞いた僕らは、一瞬あきらめてしまいそうになった。

しかし、最後の大会だ。彼がいなくても、僕らはプレーができなくなる訳ではない。

だから僕らは必死に練習した。


 そして当日。

アップの時から、彼から何通か「頑張れよ!」とか「勝てよ!」などの内容のメールが来た。

そんなメールを受け取るたびに、僕は心に誓うのだった。

絶対にこの試合に勝って、次の第4回戦の時には彼も復活しているだろうから、

その時一緒にプレーしよう。


 第2試合。僕らはスタートからいきなり12点入れられて、負けていた。

それでも、こんなところで負けてしまっては、彼に申し訳ない。

僕らの心はそういう思いで1つになった。その結果、見事に大逆転勝利した。

「勝ったで!」とうれしそうに彼に電話するキャプテン。さぁ、次の相手は南の方のシード校だ。


 試合は始まった。相手の選手はみんな体格が違う。やはりシード校は強かった。

いや、、もしかしたら内申ビビっていたのかもしれない。僕らは負けた。

最後のクォーターの斬分3分の時、メンバーチェンジがかけられた。点差は40点ほど。

もうどうしても勝てない。

僕らはコートから出て、スタメンはキャプテン以外全員メンバーチェンジ。

そう、監督は勝負をあきらめて、「せめて最後くらい3年生全員出してやりたい」と

思ったのだろう。


 試合中にも泣きそうになっていた僕だったが、

椅子に座って、負けると分かっていながらも必死にプレーしているキャプテンと、

なかなか試合に出せてもらえなかったメンバーを見ていると、

彼のことが思い出されて、ついつい涙してしまった。

それでも、まだ試合は終わったわけではない。まだ、仲間は頑張っている。

あきらめて泣くのはよくない。僕は涙をふきながら、大声で、必死に応援した。


試合終了のホイッスルが鳴って、僕らは泣き崩れた。

 
 「ごめん。負けてもた」 
「気にするな!」
「おう!」
「次は招待試合やな!」
「絶対勝つで!」
「おう!」
その日の夜の、僕と彼のメールの内容だ。

一番大きな公式戦はもうないが、まだ高校の招待試合がある。

招待試合とは、高校がいろいろな中学校を呼んで、中学生同士で競い合う試合のことだ。

公式戦ではないが、それが僕らの本当の「最後」だ。最後は、一緒に笑おうな、○○(彼)。


※この文章は、まだσ(゜ω゜*)が引退していないときに書かれたものです。

結果、その招待試合では負けてしまいました。


コメ返

哲・・・身長は多分まだ伸びてる。てかσ(゜ω゜*)まだ成長期というような成長はしてないしb

  高校入ってからも伸びる見込みありってことかな♪

みなもぉと・・・頑張って毎朝ぶら下がり棒にでもぶら下がってら

        @、お前はこの記事についてぁ、あいつのことや、とか言うな。

        
この物語はフィクションです、ということだー
[PR]
by virulentseren | 2006-09-08 19:29
<< 下町烏山地獄絵 今日は普通のブログ >>