2007年 04月 14日 ( 1 )

見えない世界

大学になってからでいいかな・・・

と言った記憶がありますが、最後に賭けに出た。

私立入試の時から仲良くなった女子。

今からする話は、その女子と俺の、超複雑な話。

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入試がある。だから俺は塾に入った。そこでその娘と出会った。

私立願書提出の時、その娘とは同じ電車だった。

俺はまだ、その娘に何の感情も抱いていなかった。

その娘は、僕のアドレス、そして電話番号を、なんとも強引な聞き方で聞いてきた。

その日から、その娘からのメールは大量に来た。

メールをしていて、その娘がとても素直だと言うことに気がついた。

そして、僕もその娘が好きになっていた、と言うことに気がついた。

このとき、お互いに確認はせずとも、両思いを確信していた。

毎日のメールが楽しかった。

それでも俺は告らなかった。入試があるから。

そして、ホントに今両思いだという確信もなかったから。

その娘自信、俺に「彼氏作るなら、入試終わってからがいい」と宣言していた。

だから俺は、告る寸前までの話をして、「続きは入試が終わってから」

と言ったきり、僕ら2人のメールの回数は減った。

お互い、勉強で必死になっていた。


時は流れ、春休み。

その娘からは入試が終わったというのにメールが全く来ない。

他の女の子とメールをして、「○○(その娘)はセレンのこと好きやねんで」と聞いた。

メールが来ない間に、俺の想いは募るばかり。

そしてついに、その娘からメールが来た。

俺は勢いで告った。

即答「ごめん・・・」

本当は今はもう無理なコト、わかっていた。

時の流れは、その娘の心を変えてしまっていた。

そして俺は思った。

入試が無ければ・・・

しかしよく考える。

入試が無ければ、お互い塾にも入らなかったわけで、

2人は出会えずに終わっただろう。


結局俺らは結ばれない運命だったのだろう。


告った直後、その娘から電話。

「ごめん。」

「ありがとう。できれば、これからも普通に友達でいたいねん」

「わかった。」

電話の奥で、彼女の声は泣いていた。

変わってしまった自分の心に泣いていたのか。

前まで好きだったのに、どうしてこんなことになってしまったのか、と思っていたのか。

彼女は言う。

「もし、入試の前、私がセレンを好きだった時告られてても、入試があるからやっぱり

つきあってなかったと思う。・・・・・・・・・

なんか、もう疲れた・・・」

「ありがとう。」

「こちらこそ、ありがとう。それじゃ、バイバイ」

「バイバイ」・・・・プツッ・・・・・・・


セレンの心は、この電話で救われた。

告った後も、俺らは友達。ちょっと難しいけれど。



想像を超えた現実に。掴めない理想の前に。空から降りだす雨に。

強すぎる風の悪戯に。移ろう人の心に。悲しみや憎しみの前に。

愛を失くした現代に、愛を見出す困難に。

想像を超えた現実は、少年を大きくさせる。

どんな痛みも共に連れて歩いてゆける。

少年が描く理想は月のように形を変えてゆくけどずっと空にはあるのだから。
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by virulentseren | 2007-04-14 11:20