2007年 06月 28日 ( 1 )

愛が呼ぶほうへ

球技大会当日。 

セレンの出る種目はバスケ。

バスケ部俺は普通にやってても活躍できないわけがない。

しかし、セレンは必要以上に頑張った。

観衆の中の女子のかたまりから、「カッコイイー」と歓声が聞こえてきても、

何にも思わない。心ときめかない。

ただ1つ人、俺のことを静かに見つめていた「あの娘」の目線だけが、

セレンを必要以上に頑張らせていた。

セレンはやはり活躍した。そして、セレンのクラスのバスケでは優勝した。

すると、彼女も優勝したようで、その夜のメールで

「私ら、お互い優勝とかすごすぎやん」

「そうやな。2人とも頑張ったから」

「打ち上げしたい気分やなっ」

「やっちゃう?」

「いいでー」

「え、そんなん俺マジでやりたいねんけど。」

「私も」

「じゃあやろう!」

「いいよ!どこで?」

「マクドでいい?」

「うん。」

セレンは憧れの娘と、次の月曜日にマクドで夜ご飯を一緒に食べる約束をした。



花が空に伸び行く様に、海を越える旅人のように、

いつも導かれているのでしょう、愛が呼ぶほうへ。
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by virulentseren | 2007-06-28 19:44