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Sheeo~Song of teenage love soldier~

約束の月曜まではあと1、2日、という土日のこと。

「あの娘」とのメールはまだ続いていた。

「早く月曜にならんかな~。私、もうヤバイねんけどっ」

「俺もヤバイー早く月曜になってほしい」

「ヤバイヤバイー」

「ヤバイなー」

「ほんまやばいー」

「俺ら、やばいっていいすぎやな」

「ホンマやな。でも、ほんまに私、もぅやばいよっ。やばすぎて心臓もたへんっ」

「うん。俺今むっちゃ幸せやわ」

「私も、セレンの幸せを越すくらい、幸せw」

ダラダラとメールは続き、月曜日が来て、授業が終わり、部活も終わった。

と、ここではさらっと書いて済ませるが、本当は時間が普段の5倍ほど、長く感じられた。

それをなんとか耐え抜いて、やっとこさ、時間はやって来た。


セレンは、緊張した面持ちで、待ち合わせ場所である校門に向かった。



keep on lovin' you. 恋の戦士、今僕はここに立ってる。・・・もう二度と引かねぇぞ!
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by virulentseren | 2007-06-29 18:15

愛が呼ぶほうへ

球技大会当日。 

セレンの出る種目はバスケ。

バスケ部俺は普通にやってても活躍できないわけがない。

しかし、セレンは必要以上に頑張った。

観衆の中の女子のかたまりから、「カッコイイー」と歓声が聞こえてきても、

何にも思わない。心ときめかない。

ただ1つ人、俺のことを静かに見つめていた「あの娘」の目線だけが、

セレンを必要以上に頑張らせていた。

セレンはやはり活躍した。そして、セレンのクラスのバスケでは優勝した。

すると、彼女も優勝したようで、その夜のメールで

「私ら、お互い優勝とかすごすぎやん」

「そうやな。2人とも頑張ったから」

「打ち上げしたい気分やなっ」

「やっちゃう?」

「いいでー」

「え、そんなん俺マジでやりたいねんけど。」

「私も」

「じゃあやろう!」

「いいよ!どこで?」

「マクドでいい?」

「うん。」

セレンは憧れの娘と、次の月曜日にマクドで夜ご飯を一緒に食べる約束をした。



花が空に伸び行く様に、海を越える旅人のように、

いつも導かれているのでしょう、愛が呼ぶほうへ。
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by virulentseren | 2007-06-28 19:44

アゲハ蝶

球技大会前日。

セレンは球技大会とはまた別のことで燃えていた。

「あの娘」のアドレスを入手した。

・・・どうやって?―そりゃぁ、直接聞くに決まってるでしょ。

いつものようにさりげなく彼女の教室の前を通りすがる。

いつものようにさりげなく教室の中を見る。

いつもの席に、彼女は座っている。

いつものように彼女は俺に気付き、手を振る。

いつもと違ってこの日の俺はそのまま彼女に向かっていく。

「アド、教えて」「うん。いいよ。私も教えて。」

たったこれだけの会話で緊張してしまった。

そして下校後、彼女にメール。

「いきなりメールしてごめん。俺、○○のこと何て呼べばいい?」

今思うと下手で変なメールを送ったものだ。

メールは続き、最終的にやはり、

「明日、球技大会、お互い頑張ろう。」といった話になった。

お互いの優勝を願ってオヤスミ。―続く―



愛されたいと願ってしまった。世界が表情を変えた。
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by virulentseren | 2007-06-26 22:50